- 演習の説明。
- Rを起動する。Rがインストールできなかった場合のサポート。
- Rを電卓として使う。
- plot()関数を使ってみる。
第2回までの課題:自分の好きなデータを集めて、Rでプロットしてみよう。
2018年度 展開ゼミ
最終更新日:2018-04-03
あなたは「統計」に対して、どのような印象をもっているだろうか?なにか自分には推し量り難い深遠な儀式によってえられた真理のように感じるだろうか?あるいは、自然や社会といった複雑なものが、数字で表現できるわけがない、と疑わしく思うだろうか?統計学は、学術研究のみならず社会のいたるところで使われており、文理を問わず無縁ではいられないものになっている。そんな中で、統計によって得られた結果を神託のごとく崇拝するのも、あるいはあたまから虚飾と決めつけ忌避するのも、どちらも統計とのつきあい方として望ましくない。
本講義では、データ解析の実践を通じ、統計学の基本的な考え方の習得をめざす。数理統計学の講義とは相補的な関係にあり、理論を詳細に解説するよりも、(学生実験や卒業研究などの)実践で使えるようになることを重視する。実際のデータ解析にはプログラミング言語Rを使用する。Rは、無料で使用することができるうえ、初学者にも使いやすい。また、さまざまな解析手法がライブラリとして提供されている。
まずは、Rの使い方に慣れることを目的に、データの作図や、基本的な統計量の計算から始める。続いて、簡単なシミュレーションを行い、データが生成される過程について体感する。その後、仮説検定や回帰分析などの手法を体験する。授業の後半には、近年広範な分野で使われるようになっているベイズ統計学について学習する。最後に、7/31と8/1に行われるオープンキャンパスで、成果発表会を行い、学習した内容を高校生に対して説明する。
第2回までの課題:自分の好きなデータを集めて、Rでプロットしてみよう。
第3回までの課題:自分の好きなデータを集めて、ヒストグラムまたは箱ひげ図をかき、平均値・中央値・最頻値・分散・標準偏差を計算してみよう。
第4回までの課題:自分の好きなデータを集めて、散布図をかき、相関係数を計算してみよう。
第5回までの課題:乱数をつかって、なにかの現象をシミュレートしてみよう。そして、そのシミュレーションを使って、その現象の確率分布を図示してみよう
第6回までの課題:自分の好きなデータを集めて、検定をおこなってみよう。
第7回までの課題:自分の好きなデータを集めて、回帰分析をやってみよう。
第7回までの課題:自分の好きなデータを集めて、回帰分析をやってみよう。