2019年度 展開ゼミ

動かして学ぶ数理統計学

最終更新日:2019-03-26

    目標

    • 統計学の基本的な考え方を身につける
    • Rの使い方に習熟する
    • 課題とデータを自分でみつけ、データ解析を行えるようになる

    演習の進め方

    第一回はガイダンス、第二回はRのインストール方法の説明をします。第三回以降は、以下のような構成で行います。

    • 一回の授業は二部構成です。
      • 前半は、課題の発表です。
      • 後半は、質問の時間にしても構いませんし、提供された教材で勉強する時間に当てても構いません。
    • 演習課題の解答は、授業日に提出してください。解答を提出すると以下の採点基準に従って得点が付きます。
    • グループ課題が与えられる場合もあります。その場合は、グループ内の平均点がグループメンバーに一律で付きます。

    採点基準

    • レポート60%、成果発表会での発表40%。
    • レポートを提出すると、下記の基準で点数がつきます。

    レポートの書き方

    • レポートは
      • 分析の目的の説明
      • データの説明
      • 分析の説明
      • 結果の説明
      • 考察
      という構成にして下さい。
    • データの説明には、
      • なぜそのデータを選んだか
      • データの出典
      • データの収集方法
      などを含めてください。
    • 分析の説明では、使った手法と分析の流れを自分の言葉で説明して下さい。
    • 結果には、計算した統計量の値だけでなく、図も使って説明してください。
    • 考察とは、結果がもつ意味や、結果で説明したパターンを生み出すメカニズムについて説明した部分です。
    • レポートを提出すると、下記の基準で点数がつきます。
      得点D(0点)C(1点)B(2点)A(3点)AA(4点)
      内容未提出分析の説明が書けている結果を出せている考察をしている考察が優れている

    • 図から読み取った傾向を説明することは「結果」に書いて下さい。
    • 「考察」のところに書くのは、「結果」で説明した傾向が、どのような意味を持っているのかについての、あなたの解釈です。結果で示した傾向が生み出される仕組みの推測、と考えてもらっても構いません。
    • 考察を優れたものにするポイントは
      • 先行研究や別の調査結果との比較
      • 新しい知見の提示
      • 追加でどのようなデータがあれば、解釈を確かなものにすることができるか
      などを入れることです。「なるほど、そういう仕組みでこの傾向が生まれているのか!」とレポートを読んでいる人に思わせて下さい。

    成果発表会

    • 最後の授業日は成果発表会に当てます。
    • 授業で学んだ内容を、わかりやすく説明して下さい。説明には、パワーポイントなどのスライドを使用します。